ある夏の夜のできごと
ついさっきの体験談。正真正銘の本当の話です。
久しぶりに車で遠出したので、やや運転に疲れながらもいつものようにマンション裏の駐車場に車をバックで入れていた時。車止に後輪がちょうど触れた所でサイドブレーキを引いてシフトレバーをPに入れ、エンジンを止めようとキーに手をかけた瞬間、ふっと視界に「ありえない」ものが映った。
「え!?」
燃料代が勿体ないし地球環境にも悪いから、この糞馬鹿にガソリンを浪費するエンジンを一秒でも早く止めたい。が、この両目に映っている「アレ」に釘付けで、指が全く動かない。キーをほんのちょっと手前に回すだけなのに、身体が全く言うことを聞かない。ここは下手に動いちゃいけない、何かそんな思いさえしたのは、今思えば本能だったのだろうか。自分の心臓の音があんなにハッキリ聞こえたのは初めてだったかもしれない。
その身動きが取れなくなってしまった原因とは、停めた車のフロントウインドウ越しに見える、うちのマンションの二階の部屋、下がりきっていないブラインドの隙間の奥に動く人影。。。
その部屋の住人と思われる若い女の人、顔、というか肩より上はブラインドに遮られて全く見えないけど、わずかに窓の下から5、60cmほど開いている隙間から見えるその異様な姿形は・・・・
素っ裸でした。
「え!?」
嘘でも作り話でもなく、本当に素で全裸、下着すら着けてない。
おい、マジかよ。ありえねーだろ、ふつー。
おっぱい(推定Cカップ。美乳)から毛(薄め)まで、肩より下は全部見えちゃいました。
しかも、すげースタイルいいの。びつくり。
時間も時間だし、きっとお風呂上がりだったんでしょうけどね。
ていうかですね、男ってアホな生きもんですな。
正直、女の子の裸を生で見れて「うわー、ラッキー」とか思っちゃったもん。そりゃ、エンジン止めてる場合じゃないや。目の前に(顔が見えないので、山○花子そっくりの不細工かもしらんが)スタイル抜群の裸体さらされたら、CO2が何トン排出されようと知ったことか。
とはいえ。
ちょっと時間が経って冷静に考えると、すっごい悪いことしたという罪悪感に押しつぶされそうな思いなんですよ。
俺 → 覗き犯人
彼女 → 被害者
じゃないですか。
でもこっちの言い分としては意図的に見た、覗いた、という訳ではないんです、本当に。
言ってみれば、出会い頭の事故ですよ。
実際、車をバックさせるときはミラーと後方しか見てなくて、ふと見上げた所に裸ですから。そもそも、裸で部屋を歩くならブラインドくらいちゃんと閉めてね、って話じゃないですか。
まぁここでそんなことを書いてても仕方ないんですが。
ちゃんと挨拶とかしたこと無いんで顔も知りませんが、本当にすいません。 > 2階の人
覗く気なんか、全く無かったんです。きっと気づいていないだろうから(てかそう思いたい)そのまま知らなかったことにして下さい。
ほんと、ごめんなさい。。。。
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