【はじめに】玄関から始まる“見守りライフ”

最近、「スマートドアベル」という言葉を耳にすることが増えてきました。もともとは防犯目的で設置されることの多かったこのデバイスですが、ペットの見守りや家族の出入り管理など、活用方法はどんどん広がっています。
特にペットを飼っているご家庭では、ペットが玄関でお留守番している様子を確認したり、来客や宅配時に吠えてしまうときに声かけで落ち着かせたりと、非常に実用的です。
この記事では、実際に使ってみた感想も交えながら、スマートドアベルの特徴、選び方、そしておすすめモデルをご紹介します。
1. スマートドアベルってどんなもの?

スマートドアベルは、インターネットに接続されたドアベルにカメラ・マイク・スピーカーが内蔵されており、来客をスマホで確認・通話できるIoT機器です。
【主な機能】
- 玄関前の映像をリアルタイムでスマホに表示
- 動体検知・人物検知による通知機能
- 双方向通話(例:宅配業者への応答)
- 留守中の録画保存機能(クラウドやmicroSD)
ペットを室内フリーで飼っているご家庭では、ペットが玄関に寄ってくる様子が通知されることで、外出先でも様子を確認できて安心です。
2. スマートドアベルの活用シーン
- ペットの見守り:帰宅時に玄関まで迎えに来るペットの様子が見られて癒されます。
- 宅配・訪問対応:直接対面せず、スマホ越しに宅配業者とやりとりが可能。
- 防犯対策:不審者や無断投函への対策としても効果的です。
- 家族の帰宅通知:お子さんや高齢のご家族の帰宅を通知で確認できます。
3. おすすめのスマートドアベル3選(比較表)
製品名 | 解像度 | 通話機能 | 録画保存 | 価格帯 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
Ring Video Doorbell 4 | フルHD | ○ | クラウド(有料) | 約15,000円〜 | Amazon連携、反応速度◎ |
SwitchBot ドアベルカメラ | フルHD | ○ | microSD/クラウド | 約9,000円〜 | スマートホーム連携が強力 |
Arlo Essential Video Doorbell | フルHD | ○ | クラウド保存 | 約20,000円〜 | 広角視野で夜間も高画質 |
🥇 Ring Video Doorbell 4 のおすすめポイント
Amazonデバイスとの親和性が高く、Alexaと連携することで「誰かが来ました」と音声で通知されるのが便利です。
動体検知も優れており、誤検出が少なく高精度。映像の読み込み速度も非常に速く、反応がスムーズなのでストレスがありません。
Wi-Fi接続が安定していれば、ペットが玄関付近に来た時の様子も即座に確認できます。
🥈 SwitchBot ドアベルカメラ のおすすめポイント
コスパ重視の方におすすめ。クラウドだけでなくmicroSD保存にも対応しているため、月額コストを抑えたい方に最適です。
さらに、SwitchBotシリーズの他の製品(カーテン、ロックなど)と簡単に連携できるため、スマートホームを構築している方には非常に扱いやすい製品です。
アプリも軽量で使いやすく、初心者にもおすすめです。

🥉 Arlo Essential Video Doorbell のおすすめポイント
広角180°の視野で、来訪者だけでなくその周囲までしっかり確認可能。
夜間撮影の画質も非常に優れており、低照度でも鮮明に映ります。
音質も良好で、訪問者との会話がクリア。
クラウド録画専用ですが、セキュリティに特化した設計で、安心感があります。
特に防犯目的でも重視したい方におすすめです。

4. 選ぶときのポイント
スマートドアベルはモデルによって性能や価格帯がさまざまなので、購入前に次のポイントをしっかり押さえておくと失敗がありません。
- ネット環境の有無と安定性
ほとんどのスマートドアベルはWi-Fi接続が必須です。
自宅のWi-Fiが玄関先まで届いているかを確認しましょう。
特にルーターから距離がある場合は、メッシュWi-Fiや中継機の導入を検討すると安定します。例:うちは鉄筋構造のマンションで電波が弱かったので、中継器(TP-LinkのRE700X)を設置したことで改善しました。 - 録画方式(クラウド or microSD)
クラウド保存はスマホやPCからいつでも映像確認ができて便利ですが、月額費用がかかることが多いです。
一方、microSDカードは買い切りですが、保存期間や容量に制限があります。
例:Ringシリーズはクラウド保存が基本。SwitchBotならmicroSDも使えるので、初期コストを抑えたい方におすすめです。 - アプリの使いやすさと通知精度
通知のラグがあると来客にすぐ気づけなかったり、肝心な録画がされていなかったりすることも。レビューで“アプリが重い” “通知が遅い”など書かれていないか事前チェックを。
例:Arloのアプリは直感的で見やすく、録画再生もスムーズ。UI/UXも重要な判断基準です。 - 設置方法と対応環境(屋外設置・防水・電源)
屋外に設置するならIP65以上の防水性能があるものを選びましょう。
また、バッテリー式なら配線が不要で手軽ですが、充電の手間がかかる点に注意。
常時電源式は安定性が高く、頻繁に録画する家庭におすすめです。
例:Furboは屋内向けですが、Ring Video Doorbell 4は屋外対応。設置場所に合わせてモデルを選びましょう。屋外設置には防水性、充電式か常時電源式かもポイントです。
5. スマートドアベル購入前に注意しておきたいポイント
Q1. スマートドアベルはネット環境がないと使えませんか?
A. 多くのスマートドアベルはWi-Fi環境が必要です。ただし、一部にはLTE対応モデルも存在します。外部ネットワークが難しい環境では、SIMカード対応のカメラを検討してみてください。
Q2. ペットがカメラに反応してしまいませんか?
A. ペットの動きを誤検知するケースもありますが、感度調整や検知ゾーン設定が可能な機種であれば、そうした誤作動を減らすことができます。RingやArloでは細かくエリアを設定可能です。
Q3. 録画データはどうやって確認できますか?
A. クラウド保存の場合はスマホアプリからいつでも確認可能です。microSDカードタイプの場合は、SDカードをPCに挿して再生するか、対応アプリからも確認できます。
Q4. 盗難や破損時はどうなりますか?
A. 一部メーカー(Ring、Arloなど)では盗難補償制度を設けており、盗まれた場合でも新品交換してくれるサービスもあります。また、クラウド保存なら本体が壊れても録画は残るので安心です。
Q5. ペット用におすすめの設置場所は?
A. 玄関ドア上ではなく、少し低めの位置に設置することで、ペットの動きや表情までしっかりと記録できます。防水対策をしたうえでの工夫がポイントです。
【まとめ】スマートドアベルで、もっと安心なペットライフを
スマートドアベルは、防犯アイテムとしてだけでなく、ペットや家族の安心見守りツールとしても非常に有効です。スマホ一つで「今どうしてる?」がすぐにわかる暮らし、始めてみませんか?