NIKONOS-Vの使い方

先日のエントリーで書いていたNIKONOS-V、「どうやって使うの?」と聞かれたので、ごくごく簡単にご紹介。


えっと、このカメラは基本的に「マニュアル」です。オートフォーカスなどというハイテク機能はついていないので、レンズについている絞りと距離のメモリをたよりに、目測で(!)ピントを合わせないといけません。

上の写真だと、絞りが8半。左右の赤いラインが被写界深度になるので、だいたい0.3メートルから1メートルまでフォーカスが合うってことです。なので、自分が動いて30cmから1m先に魚を入れるか、魚が自分から30cm以上1m未満の距離に来るまで待つ必要があります。
腕に自信がありゃぁ、フォーカスをぐりぐりやってもいいですが。自分の経験から言って、それでピントが合うことは多分無いです。絶対音感ならぬ、絶対距離感が必要。(そんなもん、あるんかね?)


距離と絞りはレンズについているつまみを回して操作します。

陸上用レンズみたいに「リング」ではなく「つまみ」になっているのは、防水性と耐圧性確保のための仕様と思われます。そこが陸上用カメラと異なるだけで、仕組みは普通のレンズと一緒。

オートフォーカスも搭載してませんから、電池は露出計用のボタン電池(ボタン電池一個)だけでOK。なので水深50mまでの耐圧性能がある割に、本体は恐ろしくコンパクトです。
その代わり、モータードライブなども搭載していないので、フィルムの巻き上げとシャッターチャージも手動。

巻き上げレバーの軸がシャッタースピードダイヤルの軸も兼ねてます。シャッターは1/30秒から1/1000秒まで(1絞り刻み)と絞り優先オートが使え、オートの場合はシャッタースピードが無段階に可変する。
緊急用のメカニカルシャッター(1/90固定)とバルブも一応利用可能。どちらも使った事は一度も無いけど。
ちなみにX接点も1/90秒。


モーターがないので、リワインドも当然手巻き。水中で巻き上げクランクを起こすとカメラ本体に浸水するので、絶対にやっちゃダメ。

クランクの軸はISO感度設定ダイヤルと軸を兼ねている。ISO感度は1/3単位で設定可能。DX感度設定機能はないので、毎回自分で合わせる必要アリ。
フィルムは35mmフィルムなら何でもOK。僕は富士フィルムのVelvia (RVP)Velvia 100(RVP100)を愛用。


一眼レフカメラではないので、撮影時にはビューファインダーをアクセサリーシューに付ける。(15mmレンズの場合)

上のファインダーで覗くと、15mmレンズで撮影できる範囲がだいたい確認できるので(当然パララックスがある)これを使って構図を決め、下のファインダー内にある露出計で露出を確認する。
慣れないと結構面倒臭いが、一旦露出を決めてしまえば後は上のファインダーで構図だけ確認してりゃぁなんとかなる。
余談ですが、マスクを選ぶ時に黒いシリコンのものを買うとファインダー内の露出計が見やすく、水中撮影がやりやすいです。
(↓こんなの)

15mmレンズは表面がかなり出っ張っているので、取り扱いに注意する必要アリ。


形状がこんななので、表面保護用のフィルターとかは装着できない。
ちなみにレンズカバーはレンズ全面を覆う形。(ねじ込み式)

こいつを
・水中で無くす
・付けているのを忘れて撮影してしまう
あたりが二大失敗例でしょうか。ちなみに付けたまま撮影は一回やったことあります。
これまた、意外と気付かないもんです。はい。


ストロボはNIKONOS専用のヤツを使います。スイッチ類は恐ろしくシンプル。

単三乾電池4本で使える(SB-104は専用の充電式バッテリ−だった)ので、利便性は高い。充電式電池を使えば経済的。
マニュアルでフル発光、1/4、1/16が選べる他、TTLオートが使える。
二台以上のストロボを使う場合は1台をマスターにして残りをスレーブモードで使うこともできる。


大きさの割にはガイドナンバーは22。水中だと一絞り分くらい拡散されてしまうので、だいたい11くらい。
TTLオートを使ってれば別に要らない。


カメラ←→ストロボの接続は専用のシンクロコードを使う。この差し込み口も防水・耐圧設計になっているので、陸上用のシンクロコードは使えない。

NIKONOSじゃないけど、シンクロコードの差し込みが甘かったせいでストロボを一個水没させた経験アリ。悲しいです。


ということで概要はこんな感じ。
実際の撮影方法とかは使ってから掲載するってことで。