goalを明確に。methodはgoalへの最短手段であるべき
やらかしてしまったので、自戒の意味を込めたメモ的なエントリ。
依頼主「動画に英語の字幕を付けなきゃいけないので、Final Cut Expressで編集できないか」
僕「Okay!」
やったこと無い作業だけど、できることは知ってたし、まぁやってやれないこたぁないだろう、と引き受けて作業開始。
元ファイルが.aviだったので、一回QuickTime使って.movに書き出し。書き出した.movファイルをFinal Cutに取り込んでシーケンスに並べて、レンダリングして。
字幕を付けるのは「エフェクト」の「ビデオジェネレータ」から「テキスト」を選択、タイムラインに並べてから表示したい文言とかをコントローラで編集すればいい。
がしかし、これだとタイムライン上に字幕を一個表示させる都度、レンダリングしなきゃいけないみたいで、大量の待ち時間が発生するのであまり効率よくない。
んで、途中で思った。
Youtubeにアップしちゃって、annotation機能で字幕付けた方が早かったんじゃないかと。
というか、字幕.inでよかったんじゃね?
Final Cutみたいに高機能な道具は、それを使っているだけでどことなく優越感に浸れてしまうので非常に危険だ。
操作しているだけで仕事した気になってしまう、まやかしの効果もあるし、もっと恐ろしいことに操作させている側も「仕事をさせた」気になってしまう。チーム全体でマヌーサ喰らってんなよ、と。
いやいや、アウトプットを出して、そのアウトプットに見合う対価を得ることが「仕事」。
道具は単に目的を達成するための手段に過ぎないのだから、目的への最短ルートを最速で行ける、最適な道具をチョイスするのが正解なはず。
もちろん画質や音質などのクオリティを考えればFinal Cut Expressでやるのはアリだったかもしれないが、今回のケースで言うと、字幕.inで充分だった。
何で「字幕.inでいいんじゃね?」って事前に言わなかったんだ!! < 俺
ま、世の中には同様のケースが大量にゴロゴロと転がっていて、毎日毎日大量の無駄な時間が浪費されているのも事実な訳で。
「たかだかそれくらい機能のサイト作るのに、そんな仰々しいフレームワーク使う必要あんの?」とか。
フレームワークも言語も単なる目的達成のための道具なんだから、やりたいことを明確にし、そのための最短ルートを取れるものをチョイスすればいいのに、なんでもかんでも「将来の拡張性が」「メンテナンスが楽で」とかいう綺麗ごと並べて、フルスタックの超重量級フレームワークで対応するとかは愚の骨頂だと思う。
オマエ、そのフレームワーク使いたいだけなんじゃねーか、と。
目的がそこじゃーダメだよ。
goalを細微にいたるまで明確にするにはコミュニケーションがとても重要。
そして最短最速でそのgoalに到達するためのmethodをどれだけ大量に持っておくか。
case by caseで対応できる選択肢を、どれだけ大量に知っているか。
知識は重荷にならないんだから、引き出しを増やしておかないといけない。
でないと生き残れない。
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