高齢の愛猫が食事を摂らなくなったり、体重が減少したりすると、飼い主として非常に心配ですよね。この記事では、高齢猫の食事に関するお悩みに寄り添い、食欲不振や痩せの原因と対処法を詳しく解説します。
さらに、Amazonのベストセラーから厳選した、高齢猫に適したおすすめフード5選をご紹介します。
愛猫の健康維持に役立つ情報をお届けしますので、ぜひ参考にしてください。
1. 高齢猫とは何歳から?加齢による変化とは
一般的に、猫は7歳頃からシニア期に入るとされています。この時期から、代謝の低下や消化機能の衰え、嗅覚や味覚の鈍化が見られることがあります。これらの変化により、食欲不振や体重減少が起こることも少なくありません。そのため、高齢猫には年齢や健康状態に合わせた食事の見直しが重要です。
2. 高齢猫が食べない・痩せたときの主な原因と対処法
高齢猫が
「ごはんを食べない」
「体重が急に減ってきた」
と感じたとき、飼い主さんとしてはとても心配になりますよね。
食欲不振や痩せが起きる背景には、加齢に伴う体の変化から病気まで、さまざまな原因が考えられます。
ここでは、よくある原因とその対策を、実際に多く見られるケースを踏まえてご紹介します。
① 口腔内のトラブル(歯周病・口内炎・歯の欠損)

✔︎ こんな症状が見られたら…
- カリカリを食べずに舐めるだけになる
- 片側だけで噛む
- 食事中に痛がって頭を振る・鳴く
- よだれが多くなる、口臭が強くなる
高齢猫にとって、口腔内の痛みは非常に深刻なストレスです。特に歯周病や口内炎が進行すると、食べたい気持ちはあっても、痛みで食べられなくなります。
💡 対策:
- 獣医での歯科検診を定期的に受ける
- ウェットフードやスープタイプに切り替えてみる
- ペースト状のフードにお湯を加えてさらに柔らかくする
② 嗅覚・味覚の低下

✔︎ こんな様子が気になるとき…
- ごはんを鼻先まで持っていっても無反応
- 食器の前でじっとしているが、食べ始めない
- 食べ物の匂いに反応が鈍い
高齢になると、嗅覚や味覚が鈍くなり、今まで好んでいたフードに興味を示さなくなるケースもあります。猫は「香り」で食べる動物なので、匂いの弱い食事では食欲がわきにくいのです。
💡 対策:
- フードを少し温めて香りを引き立たせる
- 香りが強いウェットフードを試す
- 食器や給餌場所を清潔に保つ(匂いに敏感なため)
③ 胃腸や内臓機能の低下・慢性疾患
✔︎ 見逃しやすい症状として…
- 食べる量は変わらないのに体重が減る
- 吐き戻しが増える(特に未消化のまま)
- 下痢または便秘が続く
- 水を飲む量が急に増える(腎不全のサインかも)
加齢によって消化吸収機能が衰えると、十分な栄養が体に取り込まれず、体重が減少してしまいます。また、慢性的な腎臓病や甲状腺機能亢進症、糖尿病などの病気が背景にある可能性も。
💡 対策:
- 体重変化を毎週チェックして記録する
- 動物病院で血液検査・尿検査を受ける
- 消化の良い高栄養タイプのフードを導入する(例:回復期サポートフード)
④ ストレスや環境の変化
✔︎ こうした変化があったら注意:
- 引越しや模様替えで食事場所が変わった
- 新しい猫や人が増えた
- 食器を変えた(材質や形状が苦手な場合も)
猫はとても繊細な動物です。人間にとっては些細な変化でも、猫にとっては大きなストレスになることがあります。
💡 対策:
- 静かで落ち着ける場所に食器を設置する
- ステンレスより陶器の食器を好む子も
- 一時的に大好物を混ぜて与える(→元の食欲を取り戻すきっかけに)
⑤ 加齢による“食べる気力”の低下
✔︎ ただボーッとしている時間が増えた…
- 食器の前には行くけど食べない
- 食後に動かず眠ってしまう
- 「ゴロゴロ」を言わなくなった(元気のバロメーター)
高齢になると、猫自身に「空腹の感覚が薄れる」こともあります。特に認知機能が低下してくると、食事への興味が薄れたり、食事を忘れてしまうことも…。
💡 対策:
- フードの時間を1日3〜4回の少量に分けて与える
- 食事のたびに優しく声をかけて食事を促す
- お気に入りの匂いのするフードやスープを使う(※刺激を与える)
🐾 覚えておきたいこと
高齢猫の食欲不振や体重減少は、早期発見と対応がカギです。「年だから仕方ない」と見過ごすのではなく、日々の様子をよく観察してあげましょう。
そして、対策の第一歩は「好みや体調に寄り添ったごはん選び」から始まります。
3. 高齢猫におすすめのフード5選【Amazonベストセラーから厳選】
高齢猫の健康維持に適したフードを、Amazonのベストセラーから厳選してご紹介します。年齢や体調に合わせた食事で、愛猫の元気をサポートしてあげましょう。
1. メディファス キャットフード 11歳から チキン味
下部尿路の健康維持とpHコントロールをサポートする、国産のドライフード。アルミの小分け包装で、フードの酸化を防いで鮮度を長持ちさせる工夫もされています。
✅ おすすめポイント
・尿路結石の予防に特化
・国内製造で安心
・少量パックでいつでもフレッシュ
💬 ユーザーの声
「11歳のうちの子が、以前よりもよく食べてくれるようになった」「おしっこが出にくくなった時期にメディファスに変えてから安定しています」との口コミもあり、トイレの悩みがある子におすすめです。

2. ピュリナ ワン キャット ドライ 健康マルチケア 11歳以上用 チキン
消化吸収の良さと免疫力維持をサポートする、高齢猫用の総合栄養食。チキンが主原料で嗜好性が高く、初めての切り替えでも受け入れてくれる猫が多いようです。
✅ おすすめポイント
・関節、免疫、腎臓などの総合ケア
・大手ブランドで信頼感あり
・コスパ良好で続けやすい
💬 ユーザーの声
「16歳の愛猫が食いつき抜群!体調も安定しています」「毛艶がよくなった気がする」との声も多く、体力が落ちてきたけどしっかり食べて欲しい子にぴったりです。

3. ニュートロ デイリーディッシュ シニア猫用 チキン&ツナ クリーミーなペーストタイプ
食が細くなった高齢猫のための、ウェットタイプ総合栄養食。チキンとツナのやわらかなペーストで、噛む力が弱くなった子にも最適です。
✅ おすすめポイント
・開封してすぐ与えられる小分けパック
・水分補給にもなる
・総合栄養食として安心のバランス
💬 ユーザーの声
「腎臓が弱っているシニア猫がこれだけは食べてくれる」「歯がほとんどないけど、毎回完食します!」との声があり、口腔トラブルや脱水が心配な子におすすめです。

4. ヒルズ サイエンス・ダイエット シニア 7歳以上 チキン
科学的根拠に基づいて設計されたドライフードで、腎臓・尿路の健康と体重管理を両立できます。高齢猫に特有の病気予防に配慮された設計が特徴です。
✅ おすすめポイント
・医療現場でも推奨されるブランド
・成分バランスがよく、長く続けやすい
・多頭飼いにも便利な大容量パックあり
💬 ユーザーの声
「13歳の猫に与えています。安心できるブランドだから選びました」「嘔吐が減ったような気がします」との声も。慢性的な体調不安がある子にベースフードとして◎。

5. AIM30 11歳以上の室内避妊・去勢後猫用 腎臓の健康ケア
「AIM(アイトレジャー)」というタンパク質に注目した、新しい視点のフード。腎臓病予防を目的に設計され、避妊・去勢後の体質にも対応。
✅ おすすめポイント
・腎臓の健康維持に特化
・「AIM活性化」で注目の新理論
・低脂肪設計で体重管理も◎
💬 ユーザーの声
「腎臓の数値が気になって買い始めました。状態も安定しています」「食いつきも悪くなく、継続できそうです」との評価。腎臓疾患予防や既に数値に不安のある子におすすめです。

4. ウェットフードやスープの取り入れ方と手作りレシピ
食欲が低下した高齢猫には、ウェットフードやスープタイプの食事が効果的です。
市販のウェットフードを利用するほか、手作りスープを取り入れることで、食事のバリエーションを増やすことができます。
例えば、鶏ささみを茹でて細かくほぐし、その茹で汁をスープとして与えるといった方法があります。ただし、手作りの場合は栄養バランスに注意が必要です。
高齢猫でも食べやすく、手軽に自宅で作れるスープレシピを2つご紹介します👇
(※必ず獣医師に相談のうえ、猫の体調に合わせて与えてください)
🥣 レシピ①:鶏ささみの優しいスープ
材料:
- 鶏ささみ:1本
- 水:150〜200ml
作り方:
- 鶏ささみを茹でて、よく火を通します(皮・脂は取り除く)。
- 茹で汁は捨てずに取っておきます。
- ささみを細かくほぐし、茹で汁と一緒に器に盛りつければ完成。
ポイント:
・冷めてから与えましょう(猫舌対策)
・茹で汁の香りで食欲をそそる、嗅覚が弱くなった高齢猫にも◎
🥬 レシピ②:白身魚と野菜のとろとろスープ
材料:
- タラ(骨なし):30g
- にんじん(ごく少量・すりおろし):小さじ1
- 水:200ml
作り方:
- タラを茹で、しっかり火を通してから骨を完全に除きます。
- にんじんはすりおろして一緒に煮込みます。
- 全体が柔らかくなったら、軽くほぐしてスープごと器に入れて完成。
ポイント:
・野菜は消化に負担がないよう、必ず細かく&少量に
・魚の香りが好きな猫におすすめ!
これらのレシピは「水分補給+食事の補助」として最適です🐾
手作りが難しい日は、市販の総合栄養食ウェットフードと併用してもOKです!
5. 高齢猫のトイレ環境と食事の関係
高齢猫の体調はトイレの様子にも表れます。食事量や水分摂取量が減ると、便秘や尿の回数の変化などが起こることがあります。
食事が原因で起きやすいトイレのトラブル
- 便秘:水分が不足すると便が硬くなり、排便の頻度が減ります。ウェットフードやスープの導入が有効です。
- 下痢:急な食事の変更や、消化に合わないフードを与えると起こりやすくなります。
- 排尿の減少:飲水量が少ないと尿も少なくなり、膀胱炎や腎臓病のリスクが高まります。
高齢猫にやさしいトイレ環境を整えるには?
トラブルを未然に防ぐためには、フードだけでなくトイレ環境の見直しもとても大切です。
高齢になると、足腰の衰えや関節の痛みから、トイレに行くこと自体がストレスになることがあります。その結果、排泄を我慢してしまい、便秘や膀胱炎などのリスクが高まってしまうのです。
そこで、以下のような高齢猫に配慮したトイレ環境づくりを意識してみましょう。
✅ 段差のないトイレを選ぶ
→ またぐ動作がつらくなる高齢猫には、出入りしやすい低めのトイレが安心です。
✅ 清潔さを保つ
→ 猫はキレイ好き。汚れたトイレは避けがちになるため、こまめな掃除や脱臭機能付き猫砂もおすすめ。
✅ 猫の動線上に設置する
→ 遠くにあるトイレまで行けず我慢してしまうケースもあるので、寝床や食事場所の近くに設置すると◎。
最近では「高齢猫専用トイレ」や、「砂が軽くて足に優しい猫砂」も増えています。
トイレの使い方や様子をよく観察することで、食事とのバランスもより的確に整えることができます。
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6. まとめ|高齢猫に必要なのは“食べたくなるごはん”
高齢になると、食欲や味覚・嗅覚の衰えから、いままでのフードを食べなくなることも珍しくありません。大切なのは、猫の好みに寄り添いながら、健康をサポートできるフードを選ぶことです。
今回ご紹介したドライフードやウェットフード、スープタイプのごはんは、それぞれの特性を活かして高齢猫の食事を支えてくれる心強いアイテム。食事は栄養補給だけでなく、飼い主とのコミュニケーションでもあります。
「食べたい」という気持ちを引き出し、「食べられる」食事を選ぶことが、猫の健康寿命を延ばす第一歩です。
日々の観察と工夫で、愛猫との毎日をより豊かにしていきましょう🐱🍴